ロバート・N・ペック「豚の死なない日」
今日はこの本を紹介します。
青字は引用です。
![]() |
豚の死なない日 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
著者:ロバート・ニュートン・ペック,金原 瑞人,Robert Newton Peck |
アメリカ、ヴァーモント州、
シェーカー教徒の家庭に生まれた、
少年の成長を描いています。
少年の父の職業は、豚を殺し、捌くことです。
懸命に働く「寡黙で穏やか」な父。
少年は、シェーカー教の厳しさに戸惑い、
貧しさに反感を抱きつつも、
父に憧れ、成長していきます。
「質実の民(p139)」シェーカー教徒である彼らは、
「『フリル』を、つまり、なくてもすむもの(p28)」を持たない。
一方で、
「やらなければならないこと(p159)」は、断固としてやる。
それがどんなに残酷に見えようとも…。
やらなければならないことはできず、
『フリル』が逆に主役になっているような生活を、
反省させられました。
ちなみにシェーカー教とは、あとがきによれば、
クエーカー教徒だったマザー・アン・リーによって開かれたキリスト教の一派。
「「手は仕事に、心は神に」という言葉に象徴されるように、労働でもって神に仕えることを最高の喜びとした(p173)」とあります。
短い本ですが(171ページ)、強烈な印象でした。
続編も、ぜひ読みたいと思います。
| 固定リンク
「シェーカー」カテゴリの記事
- ロバート・N・ペック「豚の死なない日」(2009.04.02)
- ロバート・N・ペック「続・豚の死なない日」は素晴らしい!(2009.04.12)
- ロバート・N・ペック「続・豚の死なない日」を原書で読んでみた(2009.05.17)
- ジューン・スプリッグ著「シンプル ギフト」を読みました(2009.07.19)
「小説(海外)」カテゴリの記事
- ジョーゼフ.F.ガーゾーン著「ヨシュア - 自由と開放をもたらすひと」(2009.07.26)
- ロバート・N・ペック「豚の死なない日」(2009.04.02)
- ロバート・N・ペック「続・豚の死なない日」は素晴らしい!(2009.04.12)
- ロバート・N・ペック「続・豚の死なない日」を原書で読んでみた(2009.05.17)
- デフォー「ロビンソン・クルーソー」(2009.05.17)




コメント